人生を「変える」コツ

何とかしてあげなきゃ!!!は「お前は不幸だ」の呪いの言葉

何とかしてあげなきゃ!!と

なぜか世界の巨悪と戦いだしたり

資本主義がいけないんだー!わー!!!とSNSに投稿しだしたり

地域を良くするためにー!と運動始めたり

「いい話があるから」とセミナーに誘ったり

引きこもりの子の為にとよくわからない霊能者に頼ったりと

 

うまくいかないのは周りのせいだ!

そうだ!世界を変えよう!と

勇者になろうとする方とか

誰かを助ける聖人君主になろうとする方を

たまに見かけますが

 

それ、不幸へ一直線です。

 

 

だいたいこういう状態の方は

自分が結構不幸のど真ん中にいたりします。

 

 

親子関係が最悪だったり

パートナーと怒鳴りあいの毎日だったり

仕事環境がうまくいかなかったりで

決して幸せそうにしている人はいません。

 

 

他人助ける前に、

自分を助けましょう。

 

 

誰も「ありがとう」とは言ってくれないし

誰も褒めてはくれなくても

 

まず最初に幸せにしなくてはいけない相手は

あなた自身です。

 

 

助けてあげなきゃ!っていうのは

ある種の呪いなんです。

 

あなたは不幸の真っただ中にいる。

そして不幸だとわたしが感じている。

だから救わなくてはならない。

不幸のどん底から!!という

 

「お前不幸だ」という呪いを

無意識にかけている状態です。

 

そして助けたい誰かと共に

不幸のど真ん中に

自分から飛び込んでいく行為です。

 

 

わたし自身、子供が不登校になった時に

この子が学校いけるように!って

張り切った事があったのですけれども

結局自分の苦しさを解消したくて

こどもに学校に行って欲しかっただけだと

今になっては思います。

 

その真っ最中は

学校の理解が無いだとか

教務主任がどうだとか

同じクラスの●●くんがどうだとか

それはもう、戦う相手がたくさんいました。

 

わたしが助けなきゃ!!と

やる気に燃え盛っていました。

 

その時には自分が呪いを子供にかけているとは

1ミリも思っていませんでした。

 

わたし正しい!!!!って思っていました。

 

世間的にとか常識的にとか

色々な言い訳はたくさんありましたけれども

世間から指さされない自分

「ちゃんとしている」自分でありたくて

自分も子供も「常識」の枠にはめようとしていました。

 

しかも「子供の為に頑張ってます♪」と

いっぱいアピールしていたように思います。

 

不登校児を抱えた可哀そうな自分とか

不登校を乗り越えた素晴らしい自分の為に

こどもを利用していたのだなぁと

今になっては申し訳なさも感じています。

 

結局全部が空回りで

学校と話し合いしたのとか

何の意味があったのでしょうね。今思うと。

 

全く意味はありませんでした。

不登校は何も変わりませんでした。

 

 

 

「してあげなきゃ」

「してあげているのに」

「助けなきゃ!」が

出てきてしまう時には

それは誰かの為ではなく

本当は自己満足のためでしかないと思います。

 

自分が感じる苦しさから逃れたいのが

本音だと思います。

 

 

遠くの誰かを救うために立ち上がれば

その大義名分で

あなたの今感じている苦しみから

目を背けることが出来ます。

 

身近な誰かの為にと頑張れば

感じている悲しみや苦しさを

誰かへの怒りという形で

発散することが出来ます。

 

けれど、「自分の苦しさ」から目を背けても

誰も幸せにはなりません。

 

 

本当は自分は傷ついているんだ。

本当はイヤなんだ。

 

まずはその気持ちに気付いて欲しいなと思います。

そして自分の気持ちを癒すのを

優先順位の一位にして欲しいなと思います。

 

今の苦しい現状が変わらなくても

「自分は傷ついているんだ」と

自分自身が知ることで

とても救われる部分も多いはずです。

 

誰かを救わなくてはならない!と

ヒーローとして立ち上がらなくていいんです。

 

「大丈夫」と信じてあげてください。

 

困難なことはちゃんと解決できる。

助けて欲しい時には「助けて」と言える。

そう、信じてあげてください。

 

「大丈夫」と信じる力というのは

結構大きな力になるんだなというのを

にぎみたまの活動を通して

何度も感じています。

 

何よりも強い「大丈夫」という

応援のエネルギーを送ってあげるほうが

 

「お前は不幸だ」の呪いをかけるよりも

ずっとずっとエネルギー的にも良いと思います。

 

 

「あなたは大丈夫。わたしも大丈夫」

 

いつかのセッションで口にした言葉です。

 

 

この言葉とそのエネルギーを

あなたにもお届けしたいと思います。

 

 

 

余談ですが、不登校2年半のこどもを

どうしたかというと、ほっておきました。

 

構うのをやめました。

何も言わず、好きなようにさせました。

 

わたしは淡々と月に2回の通院と

週に1度の支援サービスへ連れて行っただけです。

(それは本人の行きたいという希望があったので)

 

不登校児は自分で行きたい学校を見つけて

今では通信制の学校ですけれども

それなりに勉強に取り組んで

週に2~3日はバイトに行き

時々ストレスが溜まったら1人カラオケに行き

友達とたまに遊んで

本人曰く「自宅警備」を楽しんでいます。

来週は進級の為のテストを受けに、新幹線で通学します。

 

 

振り返ってみると

わたしがしてあげられることは

何も無かったのです。

学校の費用を払う事以外はw